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アンシャンテ

プロフィール

テーブルコーディネータ―

京都生まれの京都育ち。

幼い頃よりの器好きが高じて、日本テーブルコーディネート協会(I・L・D)にてテーブルコーディネートを学び、資格を取得。

2005年より、自宅でテーブルコーディネートとおもてなしのプチサロン「Enchantee」を主宰。

和・洋・エスニックと様々なテーブルスタイルとおもてなし料理を提案している。

「身近なものを使って、楽しく、オリジナリティーあふれるテーブルコーディネート」を信条としているので、テーブル雑貨を自ら製作することも多い。テーブルコーディネーターならではの目線で制作されたテーブルランナーやテーブルクロス、ナプキン、小物などは量販店では買えない一品。

母の実家が西陣にあり親類は帯や御召の制作に携わっている関係で子どもの頃から帯や着物にふれる機会が多く、好きが高じて帯を使っての雑貨づくりも楽しむ。

〇日本テーブルコーディネート協会認定講師

〇おもてなしプランナー

〇FCAJ認定フードコーディネーター・プロトコールジャパンマナーアドバイザーアドバンス科修了

〇テーブルウェアフェスティバル・テーブルコーディネート部門入選

〇関連書籍:「最上のおもてなし~20人のテーブルコーディネート」

「TASSEL CARTONNAGE CHABAKO」

 

作品一覧

 

    

 インタビュー

テーブルコーディネーターで、テーブルウェアーや和の作品を作るアンシャンテ 中村友香先生にお話をお伺いしてきました。

 

― テーブルコーディネートはいつからされているのですか?

中村先生:元々器が好きで、かわいいと思ったものをコレクションしていました。

17年前に主人の転勤で関東に移った際、ランチで訪れたレストランにテーブルコーディネート教室の生徒募集のチラシが置いてありました。

「テーブルコーディネート」という言葉にその時初めて出会ったのですが、自分が集めてきた器を活かせるのならいいなと思って、 テーブルコーディネートを習い始めました。

それまで集めてきた和食器のコーディネート以外にも、可愛い洋食器を使ったテーブルコーディネート。いろいろなテーブルコーディネートを学ぶ中で、ライフスタイルや日々を楽しむ提案を同時に学びました。

習い始めた当時は、テーブルコーディネートは海外赴任していた方々が楽しむものでした。でもテーブルコーディネートをどんどん知るうちに、生活の中に取り入れる楽しさをたくさんの人に伝えたいと思い、講師を目指すことにしました。

そして、テーブルコーディネートを勉強し始めて1年たった頃、今度は関西に転勤になり、そちらでもテーブルコーディネートの勉強を続けられるように、関西在住の2人の先生を紹介してもらいました。一人の先生にはテーブルコーディネートを、もう一人の先生にはおもてなし全般を教えていただくことになりました。

それが、現在私が主宰するアンシャンテの「テーブルコーディネート講座」と「おもてなし講座」の原型となっています。

講師を目指して学んでいることを知った友人から「資格を取る準備をしながら、人に教える練習をしてみたら?」と言われ、社宅の小さな一室から「おもてなし講座」が始まりました。

この経験は、講師としてとても勉強になったし、鍛えられました。

そうして四年後関東に戻り、今のこの地でおもてなし講座を開催するにあたり屋号を「アンシャンテ」としました。テーブルコーディネーターの資格を取ったのを機にテーブルコーディネート講座も始めました。

 

 

― アンシャンテでのレッスンの内容はどんなものなんですか?

中村先生:3つの講座を開催していて、内容はそれぞれ異なります。

1つは「テーブルコーディネート講座」

これはテーブルコーディネートの基本から応用までしっかり学ぶ内容で、実践を通してテーブルコーディネートを学びます。講師資格を希望の方は資格を取ることもできます。

2つ目は「おもてなし講座」

おもてなしをトータルに学ぶレッスンです。季節に合わせたテーブルコーディネートとおもてなし料理を提案しています。毎回バラエティーに富んだテーブルコーディネートを楽しみながらお料理を召し上がっていただきます。座学では、テーブルにまつわること、例えばマナーとか行事の話などをお伝えしています。

3つ目は「おばんざい講座」

私が小さいころから食べてきた、本場京都のおばんざいをデモンストレーションで紹介したり、一緒に作ったりします。出来上がったおばんざいを大鉢に盛り、その後そこからお料理を取り、一人分のセッティングをして試食です。

以上がアンシャンテのレッスンなのですが、3人の先生に学べたことで、先生それぞれの良さをうまく融合させ、今のレッスン体系を作れたのだと思います。受講生の方々が自分に合ったレッスン内容を選べることができるのも、3人の先生とのご縁のおかげだと思っています。

 

― テーブルコーディネートをお仕事にしようと思った理由は?

中村先生:基本的に人に教えるのが好きなんです。自分が勉強したことを伝えるのが好きで。

実は私、もともと幼稚園の先生だったんです。短大で習った手遊びや歌など、子供達にいろんなことを伝えたいなと思い、子供のころからの夢だった幼稚園の先生になりました。残念ながら幼稚園の先生はやめてしまいましたが、結婚後勉強したテーブルコーディネートを多くの人に伝えたいなと思い、教室を開くことにしました。

私自身テーブルコーディネートに出会って、毎日を豊かに生きるかどうかは自分次第だというのがわかったので、生活を楽しむ方法や家族に還元する方法を皆さんにお伝えしたいと思っています。

また、テーブルコーディネートを通じて日本古来のしきたりや、歴史や文化を次の時代の人たちにきちんと伝えて行くことができればと思いました。

今は情報が溢れているので、簡単にまねることができ、らしいことはできます。でも物の神髄を知ったほうが、ずっと楽しいことができるのではないでしょうか。しっかりと勉強したいという人を応援したいです。

― テーブルコーディネートをしているなかで、テーブルウェアを作ろうと思ったのはなぜですか?

中村先生:関西のテーブルコーディネートの先生に「私たちはお店屋さんではない。お店は器を買わせるためのディスプレー。主婦として、お店屋さんではできない、あなた達ならではの観点を大切にコーディネートしましょう」と叩き込まれました。それが信条の先生でした。もし、ないものがあれば作ればいい、とも教えられました。

その言葉によって、自分が「こんなのあったらいいな」と思った、テーブルリネンを自分で作るようになりました。元々手芸は好きでしたし。

まずは既成のものから選んでテーブルをコーディネートしますが、コーディネートしてみてここは妥協できないなぁと思ったら、布地など材料を探してテーブルに合うものを作ります。

 

― 作品もお揃いのテーブルランナーとティーコゼーとあとナプキンもありますよね。

中村先生:例えばランナーが花柄なのにティーコゼーが幾何学模様だったら組み合わせとしては合わないでしょう?なので、お揃いのものをトータルコーディネートとして作りました。テーブルコーディネートをしたことがないという方にも使いやすいと思います。

テーブルコーディネートの基本コンセプトは「美味しいものをより美味しく食べるための食空間演出」

私たちの食べるという行為は命を頂いているわけですからありがたいもの。日本人は特に丁寧に調理するので本当に美味しいものになります。それをより美味しく頂くために綺麗に整えて、目でも楽しめるようにテーブルコーディネートという演出をします。

玄関のドアを開けた瞬間からおもてなしは始まっているので、食空間はテーブルの上だけにとどまりません。なので、ランナーなどはインテリアとしてお部屋の中に飾ってもらえたらなと思いって作りました。

いろんなパターンを作ったので、私のお家にはこれが合うわ、と選んで飾っていただいて、お家にいる間の時間が豊かなものに感じていただけたらいいなと思います。

 

― 先生のテーブルウェア―は和の素材で作られたものがたくさんありますね。

中村先生:私の母の実家が西陣で、小さい時から帯や御召に囲まれて育ってきました。特に帯が大好き。また母は洋裁をしていて家には布地がたくさんありました。

それを使って身近なものを作ることが自然だったんです。

テーブルランナーを作るのに、タンスの中で眠っていた帯はとても適していました。ランナーの形にして、両端にタッセルをつけて華やかにしています。

和の素材の良さも伝えていきたいですね。

 

 

―テーブルウェア―の他にも、帯で作ったバッグもありますね。

    

中村先生:帯の種類にもよりますが、一本の帯でフリルバッグとクラッチバッグが作れます。それぞれのバッグの正面に帯の柄をうまく出せるように考えるのも楽しいです。

着物でお出掛けの時に、お揃いのバッグを持って行って、フリルバッグにちょっとかさばるものを、クラッチバッグには貴重品とお化粧直しの口紅なんかを入れて持ち歩いてもらえたらと思います。

既存の和装バックの形にはせず、洋服に合わせても楽しめる形にしています。東京オリンピックに訪れた海外の方が持ってくださるとうれしいですね。

 

 

 

 

 

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